ところが、前述のように修士課程修了者の就職率は6割程度。教員の数も1割程度しか増えていない。“余剰博士”が溢れたのも当然だろう。
修士・博士課程でかかる学費はおよそ500万円。必ずしも就職に役立つとはいえない学位の対価としては、あまりに高額だ。大学院重点化政策から20年。この間、大学院をめぐり、いわば“官製資格ビジネス”が広がっていたといっても過言ではない。(強調部筆者)
この辺の事情もうんざりするほど何度も書いてきたわけですが、結局数量管理なき博士の増員がポスドク問題の深刻化を招いたというわけです。
これを国の無策だとか、社会の博士への無理解だとか、考えの甘いポスドク(博士)たちの自己責任だとかいうのは簡単なんですが、さすがはビジネス誌というべきかそこに「官製資格ビジネス」なるレッテルを貼ってみせたのはなかなかに見事ですね。 直接的には書いていませんが、これは国による詐欺だというわけです。